婦人科の症状・不妊症

ご懐妊を目指しての春夏秋冬1

自然は不思議です。春から徐々に成長し始め、夏にピークを迎え、秋に実り、冬に枯れます。
これを陰陽消長と申します。

よくバイオリズムで生涯のうち2~3回最も人生において運のよいときがあると申します。またその逆もございます。これも陰陽消長に基ずく考え方です。

陽はお体を暖め活動力となるもの、目に見えないエネルギーを指します。陰は潤すもの、目に見える血液やホルモンをさします。

自然の摂理の超えることや、それを作り出してしまった時に、行き過ぎることで他方に転化する。これも自然界では起こりえることです。恐竜の絶滅はこの一例といえると思われます。

女性のお体はこの法則にとてもよく当てはまります。

冬から春分になると自然の陰陽はゼロに値します。ここから陽の時間が始まり、夏至にピークを迎えます。

夏から秋分にかけて陽の時間は徐々に衰退し、秋分から陰の時間に変化いたします。

冬至で陰はピークとなり、ここから徐々に陽が上昇いたします。

これは東洋医学の基本的概念の一つですが、私はこれは大変重要であると考えております。

漢方薬や鍼灸治療、西洋医学の治療を行う前に自身の状態はどのような季節・状態にあるのかを知ることが重要です。

自然に春夏秋冬があるように体内にもいつも春夏秋冬が存在いたしております。

自然現象と体内現象の両方をシンクロさせることが健康ひいてはご懐妊への第一歩となります。

例えば春になると調子の悪くなる方、秋になると悪くなる方など個人により体質や体調がまるで異なります。

これに合わせて西洋医学的治療・漢方薬・鍼灸療法などを行わないと、効果が出にくいことになります。

個人的に1年で考慮した時に陰の時間の強い長い方がいます。この体質の方は一例として冷えやすいことがあります。

逆もあります。1年で陽の体質の強い長い方はお体が火照りやすいことがあげられます。

器質的(子宮後屈など)のある場合は外科療法などはっきりとした治療が必要となりますが、漠然とご懐妊しない状態などが続く際にはご自身の体調と体質の位置を認識することが必要といえます。

当店ではこの状態把握による漢方薬のご服用を最も重要視しております。

四診にて考慮した後に体質を機器分析しデータとしてお示しすることで状態にあわせていきます。

これは大変重要で漢方薬ご服用後などにこの機器データをとらせていただくことにより現在の状況を的確に把握することが可能となります。

これを行わないと一度に4~6種類の漢方薬をご服用されながら、時間をかけ取捨選択するため大変効率が悪いといえます。

四診やデータ機器分析による判断・自然状態・お体の状態に合わせピンポイントに漢方薬をご服用いただくことが可能です。

また、人間の体質は春夏秋冬にて全く活動力が異なることをご理解いただくことができます。

一般的に春は「肝」の時期あたり、自律神経や血液関係の不調から症状が出やすいことが多いですが、体質を見極めてみないと難しいこともございます。

今年は寒が強いため春の来訪が遅く、補腎(陽)薬を現在でもある程度ご服用いただております。

臓器機能も始動したばかりということもあり、液剤(煎じ薬)などの方が吸収がよく効果が出やすいことも多いです。

この時期には落ち込みやすい方、焦りやすい方、イライラの多い方、何となく気分の落ち着かない方など気持ちに変化の出やすい方は血を補い、気の流れをよくすることがお勧めです。

夏を過ぎると夏バテし気持ちが落ち込み冬に精が足りなくなり年を重ねるごとに春の不調が悪化し月経が乱れやすくなります。将来的に強い更年期症状が出やすくなる可能性がございます。

夏は成長著しい時期でお体の活動力も高く自然からのエネルギー量も豊富にいただくことができます。ただ陽光にあたるだけでも過剰なエネルギーを得ることが可能です。

反面陽が強すぎるため陰が消耗しやすい時期となります。

この時期には陰陽のバランスをみながらの判断となりますが、津(唾液など)血、精などを中心に考慮することが多くなります

体温の上昇しやすい女性や、月経がダラダラ長く続き、陰血の不足気味の女性にとってはこの時期の過ごし方により秋や冬のお体の症状が大変異なってまいります。

秋くらいから眠りが浅くなってたり動悸したりなどケアを間違えるとお体の影響が大きく出ることがございます。

将来更年期的症状が早く来る可能性も高まります。

月経の長引く方(10日以上)や月経の終わりにくい方、月に2回月経の来潮する方などは注意が必要です。

この時期にはまめに漢方薬でケアされることをお勧めいたします。秋が楽に迎えられます。

陰が不足しているために基礎体温が高くなりやすく、低温期も高温期も持続が短くなることもございますので注意が必要です。まめに体調分析されることをお勧めいたします。

秋は実りの季節、本来であれば、多く摂取し冬に向け精を蓄えておく時期です。

春や夏のケアを誤ると何故か咳がついたり、疲れたり、悲しみが強くなったり、基礎体温が一気に低くなったりいたします。

この時期は陰に向かって活動力が下がる時期です。それにあわせた対応が必要です。

食事は旬のもの栗など穀物類などを摂取し、適度に身体を動かし、基礎体温などが下がりにくくするために、生命エネルギーを補うことのできる補腎薬・補陽薬を服用し始めます。

この時期は冬に向けてのケアとして秋にあわせた体内季節を作ることが重要です。

秋でのケアがうまくいかないと冬のみではなく来年の春への影響も大きくなり、ご懐妊しやすい体質を作りにくくなります。

上手な体調管理のために四診やデータ機器分析による判断・自然状態・お体の状態分析をお勧めいたします。

冬は活動力が下がり、動植物の活動が最も低下する時期です。

本州に比べても北海道は冬が長く強いため、過ごし方はとても重要となります。

この時期の過ごし方を間違えると続く春夏秋も体調管理が難しくなります。

無理な活動は避け、お体を冷やさないように注意する。温かいものを食し補腎補陽薬をご服用いただくことが多いです。

また温かくした煎じ薬はとても有効です。

春のスタートに向けてこの時期を最も大切に考慮していく必要がございます。

この時期の四診やデータ機器分析によるデータは1年の基本となります。

鍼灸療法等も含めて様々な観点からお体を考慮いたします。

四診やデータ機器分析による判断・自然状態・お体の状態に合わせピンポイントに漢方薬をご服用いただきます。

ぜひ一度ご相談お問い合わせ、メールなどいただければと思います。よろしくお願いいたします。

婦人科の症状・不妊症

魚や食物に「旬」がありますように、女性も基礎体温が安定しやすい時期・安定しにくい時期が一年四季を考慮した場合ございます。

基礎体温が安定しやすい時期にはご懐妊しやすくなり、不安定な時期にはご懐妊しにくくなります。

ポイントはこれらの時期を見極めることです。体質的に個人差がございますが、一般的には、冬は「収蔵」の時期にてご懐妊するための生命エネルギーを蓄積するための養生を行うことが一般的です。

しかし体質によっては、冬にご懐妊しやすい体質の方もおられます。これが、個人による体質の差であり、悪い方向へ偏った体質を改善することが目的成就への近道となります。

中医学的に人体の気・血・津液・精をバランスよく貯蔵し働かせることが最も大切であるということです。

病院に通院されて、基礎体温の状態がよいにもかかわらず、ご懐妊しにくいときには、気・血・津液・精のいずれかのバランスが崩れうまく機能していないことが原因であることが多いです。

西洋医学的なホルモン療法などを併用しながらの、中医学周期療法にて好結果を得られることも多いです。

漢方的周期療法のみでのご希望でもご対応できます。

当店ではほとんどの場合、漢方薬と経絡・経穴的な療法とを併用いたします。これにより効果が上がりやすくなるためです。

体内バランスのうまくいかないときは、気虚・気滞・血虚・血オ・津虚・水滞・痰阻・陽虚・精虚のどれかにほぼあてはまります。

虚とは不足している状態・滞はとどこおりのある状態・阻はつまった状態・オはとどこおり動きにくい状態をさします。

四季・天候・上記のお体の状態を加味することで漢方薬・経穴を考慮してまいります。

四診に加えお客様の体質・状態を鍼灸・中医学的考察を基にした独特の方法にてパソコンで分析し、プリントアウトしたデータから食養生・漢方薬ご服用についてお客様にご説明いたしましてお渡しいたしております。

ご興味のあるお客様はぜひご連絡・メールなどお問い合わせいただければと思います。

不妊症に関与する気虚について記述いたします。

気虚は元気のない状態です。疲れやすいことが最も大きな症状です。

脾の気の弱い方は下痢・内臓下垂・食欲不振、肺気の弱い人は息切れ・体力がない・風邪ひきやすいなど、心気の弱い方は動悸・息切れ・発汗など、腎気の弱い方は頻尿・風邪ひきやすい・遺精などの症状が出やすくなります。

男性であれば精子の活動率の低下・精子がうすい・勃起力の低下などに繋がるといわれております。

女性であれば卵胞膜の硬化・卵胞の成長不良などが出やすくなるといわれております。

精子の活動率の低下や卵胞膜の硬化は受精を妨げる原因となります。

気虚の存在する方はどの蔵の気の不足かを見極め、その部分に合致する漢方薬などをご服用いただき、経穴の存在を指導いたします。胃腸の弱い方の場合基本穴ですが「太白・足三里」は重要です。

気の弱い蔵器に対して効果のある漢方薬と経穴指導により気虚を改善していきます。

漢方薬の一例として自家製剤の煎じ薬やイスクラ補中丸Tなどがございます。

不妊症に関与する気滞の場合は、元気の流れが悪い状態と考えてよろしいと思われます。ストレスイライラの多い方などが該当することが多いです。

中医学的に肝の蔵が影響を受けやすいです。肝は女子胞(子宮)と繋がりが深く、月経にも大きく関与いたします。

ストレスで月経周期が不安定になるなどは気滞が影響していることが多いといわれます。

気滞が多いと最も影響を受けるのは「排卵と月経周期」です。排卵時の張痛・月経周期の乱れはご懐妊には大敵です。

具体的な症状としては、月経前の首肩腹胸脇の張り痛み・イライラ・頭痛、月経周期のバラつき、排卵がうまくいかないなどです。

当店では気の流れをよくする漢方薬で対応いたします。経穴は三陰交などを中心に用い改善していきます。

漢方薬の一例としては自家製剤の煎じ薬やイスクラ逍遥丸です。

不妊症に関与する血虚についてです。血は血液をさし、女性の月経において重要です。

血が不足すると月経周期の遅れ、体内蔵器の働きの低下、ご懐妊してもお子様の維持成長ができず流産しやすくなるというような症状が出やすくなるといわれております。

血虚に関与深い蔵器は脾(消化器的なもの)と肝です。脾で飲食を消化し血をつくり、肝にて貯蔵するといわれております。

血虚があるとめまい・立ちくらみ・動悸・だるさ・考えられない・貧血などの症状が出やすくなります。

月経周期の長期化・月経期間の短縮・無月経・流産しやすい・月経血が止まらず何日も続く、などの症状がおこり、ご懐妊しにくくなるばかりか、ご懐妊してもお腹の張りが強く流産しやすくなる傾向がございます。

当店では脾と肝の蔵を主に調整させることで体調を整え、ご懐妊しやすい体調に変化させていきます。

脾では「脾愈」肝では「太衝」の経穴を中心に用い、漢方薬と併用させることで状態をよくしていきます。

漢方薬の一例としては自家製剤の煎じ薬やイスクラ婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)です。

不妊症に関与する血オについて記述いたします。血オとは古い悪い血が流れにくく残っている状態をさします。

子宮内膜症や子宮筋腫などがこれにあたります。また月経時の強い腹痛や経血の塊なども血オに当たります。

不妊症における血オで関与する蔵はほとんどが肝・心です。腎脾が関与することもございますが、稀です。

月経時の激しい腹痛・頭痛・胸痛、めまいするほどの多量の経血、経血に塊、月経中断し再開する。

強い月経痛を中心とした症状です。血オがあると子宮内膜の再生がうまくできず、着床の妨げとなりご懐妊しにくくなります。

経血は「膈愈」を中心に、漢方薬は一例として折衝飲やイスクラ爽月宝などをご服用いただきます。

不妊症に関与する津虚です。津とは唾液・涙や消化酵素など体内の液体の中で色のうすい必要な液体をさします。

これらが不足すると乾燥しやすくなります。

乾燥すると身体を潤すものが少なくなり体液が粘りやすくなり、気血の流れにも影響し、夕方や夜になると体温が微熱をおびだるくなります。

潤滑性がなくなるため卵胞の動き、精子の活動も悪くなり受精にも影響いたします。

症状としては、乾燥・口やのどの渇き・肌の乾燥・小水が濃く量が少ない・微熱感・充血しやすい・便秘など。

男性では精子が濃厚で量が少ない・活動率が低い、女性では排卵がうまくいかない・排卵痛・基礎体温が全体に高くなる等の症状が出やすくなります。

肺・脾・腎の臓器に大きく関与いたします。口の渇き以外に肺の場合乾燥が皮膚に、脾では乾燥が唾液大便などに、腎では唾液・小水などに症状がでることが多いです。

経穴として肺は「肺愈」脾は「脾愈」腎は「腎愈」を中心に施術し、漢方薬としては自家製剤中心に肺や脾では生脈散、腎では麦味地黄丸(イスクラ麦味散か粒、イスクラ八仙丸が粉・丸剤でございます)

不妊症に関与する水滞について記述いたします。水滞は浮腫みが主症状です。月経前・普段から・排卵時期のみなど様々な水滞の状態がございます。関与する蔵器は腎・肺・脾・肝・心と全てを考慮する必要がございます。

腎の浮腫みは顔、心の浮腫みは足に出やすいとよく申しますが、当てはまらないことも多いです。

水滞の症状は浮腫み・身体が重だるい・食欲不振・下痢・便秘・尿量少ない・冷える・基礎体温が上がらず一定しない。

うすい汗がいつも出るまたは全く汗が出ない・胃の中が水でチャポ音・頭重などが出やすいです。

症状・原因が多彩であるために全て記述することはできません。症状によりご相談いただきたいと思います。

水滞により気や血がうまく回らず、体温が上がらない・一定しないなどの症状がおこり、血が作れなくなるため、月経が生じなくなることもございます。血オ・気滞を誘発するため排卵しにくくなります。

西洋医学的には脳下垂体に何らかの障害のあることもあり、その場合には根気よく治療を続ける必要がございます。

経穴としては「豊隆・足三里」など状況にあわせて経穴を選びます。漢方薬としても原因を特定し、それにあわせた漢方薬をご服用いただきます。

漢方薬の一例として自家製煎じ薬やイスクラ勝湿か粒などがございます。

不妊の関与する痰阻について記述いたします。

痰は一般的に喉や気管に絡み、口から排出するものを連想いたしますが中医学では筋肉や脳・蔵器などにも痰は蓄積されるという考え方がございます。

「不可解な病には痰が関与する」と中医学ではいわれます。痰は胃で作られ、肺や全身に留まると考えられております。お身体が痩せる場合・太る場合など様々です。

症状としては吐き気・めまい・耳鳴り・頭痛・痰が出る・不可解な痛み・歯ブラシ時の吐き気など奇妙な症状があります。

西洋医学的には脳下垂体の障害も関与することがあり、よく調べる必要がございます。

不妊症としては痰のある女性は太りやすくなることが多いです。血オ・気滞の原因ともなるため、水滞同様ご懐妊しにくくなります。基礎体温も上昇しにくいことが多いです。

経穴としては水滞同様「豊隆・足三里」などを中心に、漢方薬では一例として自家製剤やイスクラ温胆湯などを用います。

不妊症の陽虚に関する記述です。陽虚とは気虚の進んだものです。元気の不足がより進行することで体内を温めることが困難になった状態をさします。

基礎体温が上がりにくく、活動力の低い状態で、全身的な冷えが主症状となります。

関与する蔵器は肺・脾・心・腎です。肺では風邪を引きやすくなる・息切れなど。

脾では下痢消化吸収が困難・食欲不振。心では血を全身へ送りにくくなり冷える・動悸息切れ。腎では泌尿生殖器の活動力の低下を招きます。

不妊症関与の症状では基礎体温の低下・精子卵胞の活動力低下・排卵できない・妊娠維持できない・浮腫み・勃起力の低下・女性精力の低下など重要な症状を招きます。

陽虚の生じている蔵器により経穴はことなりますが、お灸にて施術することが多いです。

漢方薬的には腎陽虚の場合「海馬補腎丸」、心陽虚の場合自家製剤、肺の場合は冬虫夏草など、脾の場合は自家製剤などのご対応となります。

不妊症の精虚に関与する記述です。精虚とは文字の通り、精力の不足をさします。

精力が不足すると精子も卵胞も作ることはできません。これには腎が関与いたします。

卵胞の成長が遅い・精子の数が少なく活動力が低い・排卵しない・精力が弱い・性交したいと思わない・などホルモン的な力の不足ととらえます。

腎に精を補うことで、状態を改善していきます。この場合漢方薬の消化吸収を高めるために、脾・胃の状態もよくする必要がございます。

経穴としては「湧泉・命門など」を中心に、漢方薬としては、至宝三鞭丸・自家製剤などをご服用いただくことで改善させるように致します。

以上簡単に記述いたしました。専門的な表現など理解しにくいところあるかもしれませんがご了承下さい。

これらに当てはまる方や当てはまらない方もご興味のおありになるかたはご相談いただければと思います。

漢方薬や経穴などはご相談の上お選びすることがベターです。

脈の状態なども参考になります。

症状のこと・御料金のこと・その他のことご質問ございましたら、お電話・メールなどご質問いただければと思います。

なるべくお客様のご要望にお答えできるように努力いたします。

この後に不妊症の中医学的症状分類ございます。専門的な用語が多く、読みにくいかもしれませんがご興味のある方はぜひご覧下さい。

婦人科の症状と不妊症の一部について中医学的考察

以下に婦人科の症状と不妊症の一部について中医学的考察を記述いたしました。
以下に症状の当てはまらない方もご相談下さい。

子宮筋腫

中医学的に子宮筋腫はチョウカといいます。
女性骨盤腔内に生じた生殖器系の腫瘍をいいます。
以下に中医学的症状分類を記述いたします。ご参考下さい。

1.血オの子宮筋腫
次第に増大・硬化して触痛はない、経血量が多い凝血塊が混じる、月経が延長又は、経血が断続的に流出(腫瘤が子宮の外面に生じたときはあきらかではない)、
月経周期不定、臭気のある白色帯下,時に血あるいは膿が混ざる、舌質は暗紅。
妊娠しにくく、流産しやすい。

2.痰湿の子宮筋腫
下腹部の腫瘤がかたよって増大し、球形で可動性、触痛はない、大きさは多様、舌像・脈象に明からな変化はなく、月経も異常がない。

子宮内膜症

子宮内膜症は血塊を多く伴い、子宮内膜が想像以上に増殖するものをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.気滞血オの子宮内膜症
経血量が少なくて黒紫色の凝血塊が排出すると腹痛が軽減、月経周期不定・月経前または月経期に下腹部が張って痛む・顔色黒色~青紫色・肌膚甲錯・イライラ・怒りっぽい・胸脇部や乳房が張る・食欲不振。
寒証を伴うときは、四肢の冷え・下腹部冷痛・希薄な経血・黒色の凝血塊・舌質が淡暗などを呈する。

2.寒凝血オの子宮内膜症
暗紅色で少量の経血、暗紫色の凝血塊、月経前または月経期に下腹部の冷えと絞約痛(暖めると軽減)、月経周期の延長を呈することが多い。
実寒では、顔色が蒼白・四肢の冷え・白色帯下などがみられる。
虚寒では、淡色少量の経血・暖めたり押えると腹痛が軽減がみられる。

3.気血両虚の子宮内膜症
淡紅で経血が多量に流出又は、少量が長時間持続的に流出、淡色の小凝血塊、下腹部の下墜感、月経終了後も痛む、月経周期が短い・顔色が蒼白・息切れ・疲れやすい。汗出やすい・食欲減退

4.血熱の子宮内膜症
実熱では、粘稠な多量経血・黒紫色の凝血塊・顔面紅潮・口唇の乾燥・いらいら・口渇・怒りっぽい・舌苔が薄黄。
虚熱では、紅色少量の経血、凝血塊が混じる・両頬部の紅潮・手のひらの強い熱感・夕方に発熱・寝汗・舌質が紅で乾燥あるいは紅で無苔。

無月経

中医学的には無月経のことを経閉といいます。
18歳を超えて月経の来潮しないものを原発性経閉、妊娠ではなく3ヶ月以上来潮しないものを継発性閉経といいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.腎気虚の無月経
18歳を過ぎての無月経、初潮が遅く経血量が少なくて次第に無月経となるもの、白色帯下や腹満はない、腰背がだるく痛む・四肢が冷える・頭のふらつき・耳鳴・顔色が淡暗あるいは褐色の斑点がある・舌質は正常あるいは淡。

2.気血両虚の無月経
月経周期の延長、月経量が減少し次第に無月経、顔色は萎黄又は淡白・頭のふらつき・動悸・小よく不振・泥状便・四肢の浮腫・元気がない・無力感・舌質は正常あるいは淡。無月経以外に全く症状がないこともある。

3.気滞血オ
2~3ヶ月間の無月経・下腹部脹痛・胸苦しい・脇痛・いらいら・怒りっぽい・舌辺が紫暗あるいはオ点がある。

4.痰湿の無月経
月経量が減少し無月経、徐々に肥満、腰重だるい・むくみ・多量の帯下・胸が苦しい・悪心・息切れ・味がない・四肢だるい・顔色が白い・舌質が淡で胖・舌苔が白膩、無月経が続くと乳汁分泌を伴うこともある。

頻発月経

中医学的には頻発月経は経行先期といいます。
月経周期が21日~23日より短くなるものをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.血熱の頻発月経
月経周期短縮・月経量多い・経血が深紅、凝血塊が混じることもある・経穴が粘稠で臭気がある・口乾・寒冷をこのみ温暖をきらう・便秘・尿濃・舌質が紅・舌苔が薄黄。

2.陰虚の頻発月経
月経周期短縮・経血量少ない・経血が紅色、凝血塊がほとんどない・頭のふらつき・動悸・不眠・腰だるい・手のひらや足の
うらのほてり・微熱・頬部の紅潮・舌質が紅・舌苔が少ない。

3.肝欝化火の頻発月経
月経周期の短縮・月経量が月ごとに違う・経血色は紅又は紫・糸状あるいは塊状の凝血・月経期間延長・月経時の乳房や胸脇あるいは下腹部の脹痛・いらいら・怒りっぽい・口苦・咽の乾き・顔色が青い・舌質が紅・舌苔が薄黄。

4.血オの頻発月経
月経周期が短縮、経血は経期前半に多く後半に少ない傾向がある。紫暗色の凝血塊、不正性器出血・下腹部脹痛・舌質は正常あるいはやや紫あるいはオ斑がある。

5.気虚の頻発月経
月経周期短縮・月経量多・経血が薄く淡色・下腹部の下墜感・腰部の張り・元気がない・四肢がだるい・動悸・息切れ・食欲不振・泥状便・顔色が白い・むくみ・舌質が淡で歯痕がある・舌苔は薄。

稀発月経

中医学的に稀発月経は経行後期といいます。月経ごとに月経周期が7日以上延長することをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.血虚の稀発月経
月経周期延長・経血量少・経血淡紅色・腹痛なし・頭がふらつく・動悸・舌質が淡。

2.衝任虚寒の稀発月経
月経周期延長・経血量が少ない・経血色が暗黒で小凝血塊が混ざる・腹部鈍痛(圧したり暖めると軽減)・寒がる・四肢の冷
え・顔色が暗・舌質が淡で湿潤・舌苔が薄白。

3.寒凝の稀発月経
月経周期延長・経血量が少ない・経血色が紫暗で凝血塊が混ざる・下腹部の強い痛み、痛みは圧すると増強・温めると軽減・顔色が青暗・舌質は潤あるいは紫暗・舌苔が白。

4.肝気欝結の稀発月経
月経周期延長・経血色は紫紅で凝血塊が混ざる・下腹部脹痛・胸脇部た乳房の張り・舌は正常。

5.痰湿の稀発月経
月経周期延長・経血淡色で粘稠・太りやすい・胸苦しい・食欲不振・多痰・動作がおっくう・動悸・息切れ・白色の帯下・舌質が淡・舌苔が膩。

習慣性流産

中医学的に習慣性流早産は滑胎といいます。3回以上連続しての流産又は早産をいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.腎気不固の習慣性流早産
数回の流産の経験、妊娠後に腰や膝がだるく無力・下腹部の下墜感・めまい・耳鳴・頻尿又は尿失禁・性器出血・舌質は淡。

2.脾胃気虚の習慣性流早産
数回の流産の経験又は早産の経験、妊娠後に顔が黄色に浮腫むことがある・下腹部の張りと下墜感・疲れやすい・息切れ・物を言うのがおっくう・味がない・食欲不振・泥状~水様便・舌質は淡紅・舌苔は薄白。

3.陰虚火旺の習慣性流早産
数回の流早産の経験、妊娠後に痩せる・両頬部の紅潮・手足のほてり・口乾・水分を欲する・腰がだるく痛む・性器出血・舌質は紅・舌苔は少ない

4.気虚寒凝の習慣性流早産
数回の流早産の経験、妊娠後に下腹部冷痛・四肢の冷え・温暖を好む・腰や膝がだるく無力・泥状~水様便・多尿・舌質は淡紅・舌苔は薄白で潤滑。

5.外傷の習慣性流早産
妊娠中に外傷経験があり、数回の流産の経験、妊娠後に腰がだるい・腹痛・性器出血・陣痛様疼痛・疲れる。

不正性器出血

中医学的に不正性器出血は崩漏といいます。不規則な性器出血をいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.腎陰虚の不正性器出血
多量又は持続性の性器出血、経色が鮮紅や紫紅で粘稠、凝血塊を混えることもある。
腰や膝がだるく無力・頭のふらつき・耳鳴・手足のほてり・口乾いても飲みたくない・舌質が紅あるいは淡(血虚のとき)。

2.腎陽虚の不正性器出血
多量又は持続性の性器出血、経色が淡紅、凝血塊はほとんどない・顔面黄褐色の斑点・寒がる・四肢の冷え・太りやすい・腰痛・下からだが胖で淡あるいは歯痕がある。

3.脾気虚の不正性器出血
多量又は持続性の性器出血、経色が淡色、顔のむくみ・元気がない・食欲不振・下腹部下垂感・泥状便・舌質淡

4.血オの不正性器出血
多量又は持続性の性器出血、経色が紫暗、凝血塊が混ざることもある、下腹部の疼痛、凝血塊が排出すると疼痛が軽減、舌質が紫暗あるいはオ点。

月経痛

月経痛は月経期又は月経前後に腹部など痛むものをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.肝気欝結の月経痛
月経前あるいは月経期に下腹部脹痛、経血量が不定で経血が紅又は紫色、凝血塊があり、脇痛・乳房が張る・イライラ・胸苦しい・舌質は正常あるいは紫暗。
長期化して肝火になると、口苦・眼充血・めまい・胸脇部が張って苦しい・経血が紫色で粘稠・便秘。尿濃・舌質が暗紅。

2.血オの月経痛
月経期に強い下腹痛が腰部に放散する、経血が紫暗で凝血塊がある、凝血塊が排出されると疼痛が軽減、舌質が暗あるいはオ斑がある。

3.湿熱の月経痛
月経前又は月経期に下腹部の灼熱刺痛、月経周期が短縮又は不定・経血が暗紅で粘って悪臭する・黄白色の帯下・便硬・尿濃少量・舌質が紅・舌苔が黄膩。

4.寒湿の月経痛
月経前又は月経期に下腹部の冷痛(温めると軽減)、寒がる・四肢の冷え・月経周期の延長・経血量少・経血が暗紅又は凝血塊を混じえる・泥状便・帯下・舌質が暗あるいはオ斑がある・舌苔が白膩で滑。

5.衝任虚寒の月経痛
月経期又は月経終了後に下腹部冷痛、温めたり押えると軽減、冷やすと悪化、月経周期の延長・経血が淡色で少ない・うすい帯下・腰背部がだるく痛む・悪寒・四肢の冷え・尿量が多くうすい・舌質が淡・舌苔が薄白。

6.肝腎陰虚の月経痛
月経期又は月経終了後に下腹部鈍痛・経血量が少なく淡紅色・腰膝がだるく無力・頭のふらつき・耳鳴・舌質が紅・舌苔が少ない。

7.気血両虚の月経痛
月経期又は月経終了後に下腹部鈍痛、押えたり温めると軽減、経血量が少なく淡色・顔色が白い又は萎黄・頭のふらつき・動悸・疲れやすい・舌質が淡・舌苔が薄白。

月経前症候群

月経前症候群は月経前に起こる様々な症状を言います
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.肝気欝結の月経前症候群
月経前に乳房脹痛ひどければ触れても痛む、月経終了とともに消失、月経周期の延長・経血量の減少・月経期の下腹部脹痛・抑うつ感・いらいら・胸苦しい・胸脇苦満・舌苔が薄。

2.肝欝化火の月経前症候群
月経前に乳房脹痛、強い触痛や硬結、口渇して飲みたがる・イライラ・怒りっぽい・月経周期短縮・経血が紅色多量・月経期の下腹脹痛・悪臭のある黄色粘稠な帯下・舌質は紅・舌苔は薄黄。

3.肝欝腎虚の月経前症候群
月経前に乳房が張る触診では柔軟で腫瘤はない、初潮が遅いことが多い・月経周期の延長・経血量少・下腹部冷痛・顔面黒色・性的無欲・舌質が淡・舌苔が薄い。

4.肝欝陰虚の月経前症候群
月経前に胸脇や乳頭・乳房脹痛・頭のふらつき・目まい・眠りが浅い・イライラ・怒りっぽい、月経周期短縮・経血量は一定しない・経血は深紅色で紫色の凝血塊が混じる・舌質が紅・舌苔が少ない。

5.肝欝脾虚の月経前症候群
月経前に胸脇や乳房脹痛・食欲不振・悪心・腹張・足背の浮腫、経血量が多く色が淡い・舌質が淡で胖・舌苔が薄白。

妊娠嘔吐(つわり)

妊娠嘔吐は妊娠時の悪心嘔吐で食臭により悪心。食べると嘔吐する状態を言います妊娠初期に発症します。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.胃気虚のつわり
妊娠初期に悪心・嘔吐、食べてもすぐに吐く・腹脹や痞え・眠い・疲れやすい・舌質が淡・舌苔が白。

2.胃陽虚(胃寒)のつわり
妊娠初期に悪心・嘔吐、水様物の嘔吐・上腹部痛・温かい飲み物を好む・疲れやすい・寒がる・四肢の冷え・横になりたい・顔色蒼白・舌質が淡・舌苔が白滑。

3.痰飲のつわり
妊娠2~3ヵ月に水様物や粘稠な白色泡沫を嘔吐、頭のふらつき・目まい・悪心・胸張・むくみ・食欲不振・息切れ・口の粘り・味がない・舌質が淡・舌苔が白膩。

4.胃熱のつわり
妊娠後の悪心・嘔吐、イライラ・口渇・顔面紅潮・冷たい飲物を欲する・便秘・舌質が紅・舌苔が黄で乾燥。

5.肝火のつわり
妊娠初期に酸味のある水様物を嘔吐、食べるとすぐに吐く・頭のふらつき・目まい・口臭・口苦・胸脇部脹痛・ゲップ・舌質が紅・舌苔は正常あるいは微黄。

妊娠時咳嗽

妊娠時にせきが止まらないことで中医学的に子嗽といいます。長時間続くと流産することもあり注意が必要です。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.風寒の妊娠時咳嗽
咳嗽・白色でうすい痰・喉の痒み・鼻みず・鼻閉・頭痛・四肢痛み・悪寒・発熱・無汗・舌質が薄白。

2.風熱の妊娠時咳嗽
咳嗽・黄色で粘稠な痰で喀出しにくい・発熱・少しの悪寒・頭痛・汗が出る・口乾・咽痛・舌苔が薄黄。

3.燥熱の妊娠時咳嗽
乾咳・無痰あるいは少痰で喀出しにくい・痰に血が残ることもある・鼻孔や咽の乾燥・咽喉のイガイガ痛痒・身体の熱感・発熱・舌尖が紅・舌苔が薄黄。

4.肺陰虚の妊娠時咳嗽
乾咳・無痰が慢性継続、こみあげる咳・痰に血が混じる、咽や国の乾燥感・嗄声・両頬部の紅潮・午後の微熱・舌質が紅・舌苔が薄黄で乾燥。

5.痰湿の妊娠時咳嗽
咳嗽・白色で喀出しやすい多量の痰・胸腹が痞える・少食・泥状便・舌苔が白膩。

6.肺腎両虚の妊娠時咳嗽
咳嗽・呼吸促迫・喀出しにくい痰・動作により悪化・咽の乾燥・耳鳴・頭のふらつき・腰がだるい・舌質が紅・無苔。

妊娠時の浮腫

中医学的に妊娠浮腫は子種といいます。妊娠3~7ヵ月くらいに手足顔などがむくむことをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.脾虚の妊娠浮腫
妊娠数ヶ月で眼瞼・四肢に浮腫、浮腫が全身に波及、皮膚色が淡黄・浮腫部の皮膚が薄く光沢がある・圧すると陥凹してもとに戻りにくい・息切れ・無力感・四肢が冷える・味がない・食欲不振・泥状便・舌質が痰・舌苔が薄白で潤滑。

2.腎虚の妊娠浮腫
妊娠5~6ヵ月で顔面・四肢の浮腫、浮腫部の皮膚が薄く光沢、圧すすと泥状に陥凹する、顔色黒色・動悸・息切れ・下肢の
冷え・腰膝がだるく無力・舌質が淡・舌苔が白あるいは白膩で湿潤。

3.気滞の妊娠浮腫
妊娠3~4ヵ月で肢体の腫脹、下肢から始まって大腿に及ぶことが多い、腫脹部の皮膚色は正常、圧すると陥凹するがすぐに
もとに戻る、胸苦しい・脇部が張る・めまい感・イライラ・怒りっぽい・少食・舌苔が白膩。

胎位異常

中医学的に胎位異常は胎位不正といいます。主に妊娠後期になっても胎位の異常のあるものをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.気滞の胎位異常
妊娠後期の胎位異常・やせる・顔色が青色・胸苦しい・上腹部脹満・胸脇が張って痛む・呼吸促迫・舌質が薄白。

2.脾湿の胎位異常
妊娠後期の胎位異常・肥満経行でブヨブヨしている・身体が重だるい・無力感・疲れやすい・腹が苦しい・少食・食欲不振・浮腫・舌質が淡で胖。

3.気血両虚の胎位異常
妊娠後期の胎位異常・やせる又は肥満傾向で筋肉にしまりがない・息切れ・無力感・疲れやすい・顔色蒼白・口唇が淡白・舌質が淡白。

乳汁分泌不全

中医学的には乳汁分泌不全は乳汁不行といいます。産後に乳汁の分泌がほとんどないことをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.気血両虚の乳汁分泌不全
産後に乳汁が出ないかごく少ない、顔色が萎黄・皮膚の乾燥・食欲不振・泥状便・あるいは便が硬く頻尿・頭のふらつき・動悸・息切れ・疲れやすい・舌質が淡・舌苔が少ない。

2.肝気欝結の乳汁分泌不全
産後に突然に乳汁が出なくなる、胸脇部乳房脹痛、抑うつ感・イライラ・下腹部脹痛・食欲減退・舌質は正常・舌苔が薄黄。

3.血脈阻滞の乳汁分泌不全
産後に乳汁が出ないかごく少ない、乳房が硬結し疼痛、胸苦しい・両下腹部脹痛・悪露が少なく暗色で凝血塊を混じえる・顔色が青紫・舌質はやや青。

不妊

中医学的に不妊は不孕といいます。妊娠適齢の女性が結婚3年を経消しても妊娠しないことをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.腎虚の不妊
不妊・経血色が暗淡で量少・月経周期の延長又は無月経・下腹部冷える・性欲の減退・腰膝がだるく無力・尿がうすく多量・舌質が淡・舌苔が白潤。

2.気血両虚の不妊
不妊・経血が淡色で量少・月経周期の延長・顔面が萎黄で黒色の斑点がみられることがある・頭のふらつき・目まい・やせる・脱力感・舌質が淡・舌苔が薄白。

3.陰虚血熱の不妊
不妊・月経周期が短縮し経血が紅色で多量又は周期が延長して経血が紫色で量少・顔面紅潮・口唇紅色・頭のふらつき・耳鳴・不眠・口咽の乾燥・身体の微熱感・寝汗・舌質が紅・舌薄が薄黄。流産後に発生することもある。

4.肝気欝結の不妊
不妊・月経周期と経血量が不定・経血が紫色で小凝血塊が混じることが多い・月経痛・月経前に乳房脹痛・イライラ・怒りっぽい・舌質は正常あるいは暗紅。舌苔は白あるいはやや膩。

5.痰湿の不妊
不妊・太ってブヨブヨしている・多毛・無月経または月経不順・多量の白色帯下・目まい・動悸・無力感・顔面や四肢の浮腫・胸苦しい・摂食量が少ない・舌苔が白膩。

6.血オ湿熱の不妊
不妊・月経時に増悪する下腹部痛・微熱・月経周期が不定・または紫暗で凝血が混じる経血の継続・腰がだるい・帯下が多い・目の周囲にくまができる・舌質が紅・舌薄が薄黄

子宮下垂・子宮脱

中医学的に子宮下垂、子宮脱は陰挺といいます。子宮が正常位置より下降いいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.気虚の子宮下垂、子宮脱
子宮が膣外に脱垂、横臥時には戻ることもあるが、疲労により脱出の程度が増す、下腹部の下墜感・腰がだるく張る・疲労脱力感・頻尿・帯下の増加・舌質は淡・舌苔は薄。

2.気血両虚の子宮下垂、子宮脱
子宮の脱垂・顔色が萎黄・皮膚乾燥・頭のふらつき・目まい・耳鳴・目のかすみ・腰がだるく無力・便硬・舌質がやや淡。

3.腎虚の子宮下垂、子宮脱
子宮の脱垂・下腹部の下墜感・頻尿・腰や四肢がだるく無力・頭のふらつき・耳鳴・舌質が淡紅。

4.湿熱の子宮下垂、子宮脱
子宮脱出が激しい、外陰部の灼熱感・腫脹・疼痛又は子宮腟部のびらんや潰瘍さらに黄色の水様分泌物がある、イライラ、口渇・尿濃・排尿時の熱痛・頻尿・便秘・舌苔は薄膩。

バルトリン腺炎

中医学的にはバルトリン腺炎は外陰廱種といいます。女性外陰部の一側又は両側に発赤・腫脹・疼痛が生じ悪化すれば化膿するものをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考下さい。

1.湿重のバルトリン腺炎
外陰部に腫脹や軽微な発赤・疼痛、白色帯下・胃部膨満し痞える・舌苔は正常あるいは白膩。

2.熱重のバルトリン腺炎
外陰部に発赤・熱感・疼痛・腫脹、行動に支障をきたし坐ると疼痛が激化、黄色帯下・尿濃・舌苔が黄膩。