皮膚科の症状

以下に皮膚科の症状の中医学分類について一部記述いたしました。
これらの症状以外でもご相談いただければと思います。

四診に加えお客様の体質・状態を鍼灸・中医学的考察を基にした独特の方法にてパソコンで分析しプリントアウトしたデータから食養生・漢方薬ご服用についてお客様にご説明いたしましてお渡しいたしております。
ご興味のあるお客様はぜひご連絡・メールなどお問い合わせいただければと思います。

疱疹

中医学的に帯状疱疹は疱疹といいます。
初期に皮膚に灼熱感を伴うことが多いです。
以下に中医学的症状分類について記述致します。ご参考下さい

[弁証分型]

1.湿熱の帯状疱疹
初期は灼熱性刺痛、次いて鮮紅色の水疱、水疱は緊満しあるいは大疱・血疱、発熱・悪寒・口苦・口喉乾燥・いらいら・怒りっぽい・食欲不振・尿濃・排便がすっきりしない・舌質は紅・舌苔は黄。

2.熱毒の帯状疱疹
急激な高熱、痘ソウ様の水疱、痒み、疼痛、口渇・舌質は紅・舌苔は黄

3、脾虚湿盛の帯状疱疹
徐々に淡紅色あるいは黄白色の水疱ができる、水疱壁は弛緩してびらん、軽度な疼痛・食欲不振・食後膨満・軟便・舌苔は白

4、気虚血疹の帯状疱疹
深紅色の水疱で水疱壁は緊満しない、皮疹の消退後も刺痛が慢性化する、舌質は暗・舌苔は薄白・老人の虚弱者に多い。

アトピ-性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は現代病で原因不明な痒みを伴う皮膚病です。
以下に中医学的な症状分類について記述致します。ご参考下さい。アトピー性皮膚炎は季節アレルゲンや日常生活食養生により増悪緩解をくりかえします。ご旅行・結婚式・デートなど人前で肌を出すことが憚られ、悪化すると心まで落ち込みます。紅斑の強い時にはまず肌の炎症を素早く除き、その後体質改善される方法がお勧めです。肌炎症を素早く一先ず沈静化させたい方ご相談ください。よい方法ございます。

[弁証分型]

1、血熱のアトピー
若者に多い。皮膚ソウ痒・ソウ破により血痕・夏に増悪し、冬に軽快・温めると増悪・冷やすと軽減する・口乾・イライラ・舌質は紅・舌苔は薄黄。

2、血虚のアトピー
秋冬に増悪し春夏に軽快する。皮膚の乾燥・広範な掻き痕・ソウ破部の苔セン化・ヒ糠状の落屑・顔色につやがない・動悸・不眠・頭がふらつく・目がかすむ・舌質は淡・無苔

3、風湿のアトピー
若者に多い、夏秋に悪化。皮膚のソウ痒、ソウ破により水疱・丘疱・びらん・滲出液
舌苔は白

4、風盛のアトピー
春に発症悪化、慢性的経過。遊走性で全身性の痒み・皮膚肥厚・苔セン化・舌質は紅

5、脾肺気虚のアトピー
皮膚ソウ痒・疲労により悪化・疲れやすい・食欲不振・慢性咳・泥状便・舌質は淡

6、腎陰虚のアトピー
皮膚ソウ痒、微熱感・寝汗・皮膚の乾燥・腰膝だるく無力・尿濃減少・頭のふらつき
頬赤い・舌紅・苔無し

皮膚風疹

中医学的には蕁麻疹は皮膚風疹といいます。突然発症し、痒みを伴います。
以下に中医学的分類記述いたしました。ご参考下さい。

1、風熱の蕁麻疹
紅色の膨疹が融合拡大し急速な発症、灼熱感、温めると増悪し、冷やすと軽減、軽度の悪熱、頭痛・咽痛・舌質は紅
風熱挟湿では、ソウ破すると滲出液が出る。

2、風寒の蕁麻疹
粉白色大小不同の膨疹が融合拡大、露出部に顕著、冷やすと増悪、温めると良化、悪風寒・頭痛・身体痛・舌質は淡・舌苔は白

3、血熱の蕁麻疹
鮮紅色で急速に融合拡大、皮膚の灼熱性の刺痒、掻くと紅色の索状膨疹、舌質は紅・舌苔は少ない・皮膚風疹

4、血オの蕁麻疹
暗紅色の膨疹が臀部・腰部などが圧迫される所に生じる、顔面黒色・口唇紫紅色・舌にオ斑がある

5、腸胃積熱の蕁麻疹
紅色で粟粒大の皮疹が急激に発生、融合拡大する、腹部不快感・腹満・便秘・舌質は紅・舌苔は黄

6、気血両虚の蕁麻疹
淡色の皮疹が間歇的慢性に経過し、動作により増悪・顔面蒼白・動悸・息ぎれ・全身倦怠感・食欲不振・舌質は淡

皮膚白斑(しろなまず)

中医学的には、白斑は白デンといいます。皮膚に生じる点状あるいは白斑の白色変化をいいます。
以下に中医学的症状分類を記述致します。ご参考下さい。

[弁証分型]

1、気血不和の白斑
突然に円形の白斑が出る。辺緑の皮膚色が濃い、中心に褐色の斑点、日光にあたると灼熱感して悪化、白斑内の毛髪も白変。顔面・頚部・へそ周囲・陰部に出現しやすい、慢性に経過。抑うつ感・イライラ・怒りっぽい・不眠・多夢・脇肋部が賑る・月経不順・舌にオ斑がある・舌苔は薄白

2、暑湿の白斑
夏季に首・腋・胸・背・四肢伸側などに生じる白色~灰白色の斑点あるいは斑で、円形で表面につやがあり痒みが強い。掻くとヒ糠状の落屑、舌・脈に異常はない。

3、虫積の白斑
児童の顔面に多い、初期は円形~楕円形の白色あるいは灰白色の斑、辺緑不明瞭・灰白色の落屑・軽度のソウ痒、顔面萎黄・やせる・へそ腹部の疼痛・大便出にくい・舌苔は落ちやすい

脱髪(脱毛)

中医学的に脱毛症は脱髪といいます。
以下に中医学的症状分類を記述致します。
ご参考下さい。

[弁証分型]

1、血熱の脱毛
突然頭髪が部分的に脱毛、頭皮萎縮する、軽度のソウ痒・口渇・便秘・尿濃・舌質は紅・舌苔は薄黄

2、陰血虚の脱毛
頭皮落屑が多い、持続的に脱毛し、頭頂あるいは両額の角から漸次脱毛・痒み・耳鳴り・腰下肢がだるく無力・舌質は紅・舌苔は少ない

3、気血両虚の脱毛
頭髪乾燥、つやがない、全頭平均に脱毛、息ぎれ・無力感・声に力がない・顔面蒼白・動悸・めまい・舌質は淡・舌苔は少ない。

4、オ血の脱毛
頭髪が部分的又は全体に脱毛、髪や眉も脱毛しやすい、慢性に経過、再生しにくい・頭痛・口渇するが水を含むだけで飲みたくない・顔面黒色・口唇が紅紫色・舌質は暗色でオ斑がある

座蒼(にきび)

中医学的ににきびは尋常性ザソウといいます。
顔面や胸・首の毛のうに一致して生じる丘疹などをいいます。
以下に中医学的症状分類について記述致します。
ご参考下さい。

[弁証分型]

1.肺熱のにきび
顔面毛穴に一致した紅~黒色丘疹、圧すると白色の脂状物が排出、皮疹は鼻周囲に多く前額にもみられ、軽いソウ痒。口鼻の乾燥・便秘・舌質はやや紅・舌苔は薄白あるいは薄黄

2、胃熱のにきび
顔面に散在性で毛穴に沿った紅~黒色丘疹、圧すれば白色の脂状物が排出、口周りに多く背部・前胸にも見られる。顔面は脂漏性、多食・口臭・口渇して好飲・便秘・舌質は紅で乾燥

3、血熱のにきび
両頬に散在性で紅色の丘疹、口鼻周辺・眉間に多い、顔面の毛細血管拡張、熱さや興奮で顔面紅潮・月経前には皮疹多発。便秘・尿濃・舌尖が紅・舌苔は薄

4、毒熱のにきび
胸背部・顔面に散在性の紅色~黒色丘疹が生じ、丘疹の頂点に小膿、疼痛がある、膿疱は繰り返し一定しない、陥凹のハン痕が残る。便秘・尿が濃い・舌質は紅・舌苔は黄で乾燥

5、湿毒血オのにきび
顔面・胸背に紅~黒色の丘疹大きな結節でのう腫を伴う、皮膚表面は凸凹、二次感染により膿疱を形成し発赤・腫脹・疼痛・頭痛・発熱することもある。脂漏性、舌質は暗紅・舌苔は黄あるいは白

尋常性乾癬

中医学的に尋常性乾癬は白ヒといいます。
痒みと厚い鱗屑のある難治性疾患です。
以下に中医学的症状分類について記述致します。
ご参考下さい。

[弁証分類]

1、血熱の乾癬
急激な発症と進行、点状の紅斑や丘疹をもつ、多重な鱗屑が底部に附着、剥離すると点状出血、つよいソウ痒・口渇・便秘・尿濃・舌質は紅・舌苔は白あるいは黄

2、血燥の乾癬
慢性的な淡紅色の斑、浸潤が著明、鱗屑は少ない、緊密に底部に附着、皮疹の新生は少ない、舌質は淡・舌質は白

3、血オの乾癬
暗紅色で肥厚した硬い斑状の皮疹が融合地図状に拡大、緊密に附着した鱗屑、皮膚がさけて疼痛があり慢性化する、舌質は紫、暗あるいはオ点やオ斑がある、舌苔は少ない

4、湿熱の乾癬
深紅色の紅斑脂漏性の鱗屑又は厚いカ皮、鱗屑下に軽度の滲出、時に膿疱、悪化すれば融合拡大する。四肢・手掌・足裏・屈・曲部などに多発、舌苔は白あるいは黄

5、毒熱の乾癬
急激な進行と融合全身拡大、びまん性に紅潮した多量の落屑、灼熱性疼痛、発熱・悪寒・便秘・尿膿・舌質は紅、舌苔は黄

6、寒湿の乾癬
暗紅色の大斑又は点状斑、鱗屑は少ない、関節痛をともなって指シの小関節に出やすい、寒冷期に増悪、時には関節の奇形、舌質は淡、舌苔は少ない

皮膚ユウゼイ

中医学的にいぼ うおのめは皮膚ユウゼイといいます。
以下に中医学的症状分類について記述致します。
ご参考下さい。

[弁証分類]

1、血虚風燥のいぼ・うおのめ
栗粒大~大豆大不生形のいぼ・うおのめ、皮膚色と同じ、表面は刺状、手足背・掌や足の裏・頭部・顔面に多発、自覚症状はない

2、風邪挟熱のいぼ・うおのめ
帽針頭大~緑豆大の偏平丘疹・正常の皮膚色、表面は光滑、頬や手背に多発、痒みがある

3、風熱邪毒のいぼ・うおのめ
緑豆大~○豆大の半球形の丘疹、表面に光沢(「鼠乳」の形に似る)白色不純物を圧出できる。

4、気血凝集のいぼ・うおのめ
大豆大~そら豆大の堅い丘疹、中央に白黄色の硬結がある、圧痛強い、手掌、足裏に多発