産科婦人科への症例と対応

産科婦人科への症例と対応

当店の産科婦人科に対する症例と対応を記述いたしました。前回東洋医学的(中医学)の用語考え方を含めての記述でしたが、ご意見いただきご理解しやすいように記述を改めました。ご検分よろしくお願いいたします。

不育症に対する症例と対応

33歳 女性 身長165cm 体重60kg

<主訴>

不育症(結婚後3年、以前も過去に妊娠歴なし)

<現在の状態>

・この3年間自身を律し食事・運動に注意し仕事も退職し体調を整えてきた。懐妊はするが妊娠1~3か月以内で心音が止まったりする。(ここまで3年間で4回)、リン脂質抗体などにも異常はない。

・ご主人は病院の検査の結果精子の状態など異常なし。最近は考えすぎなのか少し鬱っぽく感じる。

・今まで月経的にはほぼ問題はなく遺伝子的な症状ではないのか?と考えると睡眠も悪い。この3か月分ストレスのせいか基礎体温表がやや乱れている。

・食常・便正常・水にも注意し小水1日6回くらい。

<体質による分類>

東洋医学(中医学)にほぼ問題がない。脈も胃の気があり元気だがストレスのせいか弦、表面的に見える部分ではなく見えない部分を考慮していく必要がある。(免疫的なものなど)

<分類対しての対応>

2019年1月16日

現在の精神不安定な状態と子宝に対して体質改善を目指した健康食品を1種類30日間ご服用いただきます。体質を改善するためにお時間を要することをご説明いたします。

2019年2月16日

基礎体温の乱れが少し減じる。ご本人曰く少しずつ気持ちが落ち着いてきた。

2019年3月14日

春になり気持ちが焦る。イライラしたり胸脇苦満(横腹などの張る症状)がある。春が過ぎるまでこれらの症状を緩解させる漢方薬を併用ご服用いただく。

 

2019年4月12日

ご主人様とご来店。症状が安定してきた。このまま続行。

2019年5月10日

体調と心が安定してきた。焦らず体調を見ながら日常生活している。続行

2019年6月1日

ご懐妊の兆候がある。健康食品を減量、子宮内の血流などが良くなるように考慮した漢方薬を服用するようご指示する。

<考察>

お気持ちの安定が重要です。これからの育成結果を見守りたいです。ここからは体調維持とお子様の育成のために体内の見えない部分と見える部分のバランスをよくすることがとても重要となります。

 

不妊症に対する症例と対応

28歳 女性 身長160cm 体重58kg

<主訴>

不妊症(結婚後5年、今後もそれ以前も過去に妊娠歴なし)

<現在の状態>

・結婚後タイミング療法など行っているが一度も懐妊しない。妊娠診断薬で陽性が出たこともない。基礎体温表は2層に分かれているが上下に大きくジグザグしながらはっきりと正確に2層化していない。

・ご主人は病院の検査の結果精子の状態など異常なし。自身は橋本病があり体温が一定しない。普段は冷え性だが突然火照り感を感じたりすることがあり悩んでいる。病院ではホルモンの問題では?と指摘されている。橋本病に対してはチラージンを服用している。

・浮腫みがある。月経30日周期、月経痛はないが帯下(おりもの)が多い。経血は7日間あり後半の3日間はほとんど血がない。月経前後も含めて感情の起伏が大きくなる。

・甘いものが好き、食事は正常(甲状腺症状に気を使っている)、飲み物は温かい白湯を適量摂取、二便に問題はない。運動はヨガで発汗する。発汗するまでに時間がかかる。疲れやすくすぐ眠くなる。

<体質による分類>

東洋医学(中医学)ではエネルギーの不足(元気不足)状態を主に考慮いたします。甲状腺ホルモンを安定させるチラージンを服用されているので補足してお身体の元気と体温を安定させるように考慮いたします。

<分類対しての対応>

2018年12月27日

元気を補う漢方薬を1種類、基礎体温を安定させるような健康食品を1種類30日間ご服用いただきます。

2019年1月23日

基礎体温のジグザグがなくなり始め2層への変化がわかりやすくなります。このまま続行いたします。月経に絡んだ感情の起伏が減じる。

2019年2月23日

月経に絡んだ感情のコントロールがしやすくなる。少し体重が減じる。続行

2019年3月3日

4~5日前から疲れやすくなり仕事を休んだりしている。喉が渇く、めまい感がある。2種類を減薬する。

2019年3月18日

妊娠診断薬で陽性反応が出る。現在体調を見ながら日常生活している。

<考察>

体質改善が成功したようです。感情の起伏が安定することも大切なことです。