眼科の症状

以下に眼科の症状に対する中医学的捉え方の一部を記述いたしました。
以下の症状ではない方もぜひご相談下さい。

四診に加えお客様の体質・状態を鍼灸・中医学的考察を基にした独特の方法にてパソコンで分析しプリントアウトしたデータから食養生・漢方薬ご服用についてお客様にご説明いたしましてお渡しいたしております。

ご興味のあるお客様はぜひご連絡・メールなどお問い合わせいただければと思います。

夜盲

1.肝血虚の夜盲
日没後に視力が低下、目の異物感・痒み・まぶしい・まばたきが多い・甚しければ角膜の混濁や潰瘍がみられ、頭のふらつき・動悸・舌質が淡・舌苔が薄。

2.肝腎陰虚の夜盲
夜になると視力が低下して視野狭窄、目の乾燥感・手足のほてり・眠りが浅い・腰膝がだるく無力・頭のふらつき・口乾・遺精・舌質が紅・舌苔が少ない。

3.脾気虚の夜盲
夜になると視力が低下して視野狭窄、元気がない・無力感・息切れ・物を言うのがおっくう・舌質が淡・舌苔が薄白。

4.脾腎陽虚の夜盲
夜になると視力が低下して視野の狭窄、寒がる・四肢の冷え・腰膝がだるく無力・インポテンツ・早漏・早朝の下痢・多尿・排尿後の余瀝・舌質が淡・舌苔が白膩。

5.気血両虚の夜盲
夜になると視力が低下して視野狭窄、頭のふらつき・目まい・顔色が蒼白・動悸・不眠・元気がない・無力感・息切れ・自汗・舌質が淡。

眼生トウ針

中医学的に麦粒腫は眼生トウ針といいます。眼瞼縁にできる小さなセツのことをいいます。
以下に中医学症状分類記述致します。ご参考下さい。

1.風熱の麦粒腫
眼瞼局所に軽度の発赤・腫脹・熱感・疼痛が生じ、硬結と触痛がある。初期には軽度の痒みと腫れを呈し、つづいて発赤・疼痛・圧痛があり、数日以内に治癒することが多い。
眼角に近い部分に多発、一般に全身症状は見られないが、重症では発熱・悪寒などの症状を呈することもある。

2.熱毒の麦粒腫
眼瞼の発赤・腫脹・熱感・疼痛が強い。額部に腫脹が拡がったり眼球結膜の充血・疼痛を来たし、夜間に痛みが増強し、発熱・熱感・便秘・舌質が紅。

3.気陰両虚の麦粒腫
眼瞼が豆粒状に腫脹して軽度の発熱と触痛をともなう、疲れやすい・物を言うのがおっくう・便秘・夕方の微熱・舌質が紅。

4.脾気虚の麦粒腫
眼瞼の軽度の発赤・腫脹が慢性反復し、疼痛は弱い。片側ずつ交代に発症したり両眼に同時に反復して生じたりする。食欲不振・消化不良・少食などをともなう。

眼皮跳

中医学的に眼瞼けいれんは眼皮跳といいます。眼瞼が頻繁にピクピクけいれんし、抑制できないものをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考ください。

1.血虚生風の眼瞼けいれん
頻繁な眼瞼けいれん・目の乾燥感やかすみ・めまい・顔色につやがない・口唇や舌が淡白。

2.脾胃気虚の眼瞼けいれん
頻繁な眼瞼けいれん・眼の疲労感や鈍痛・眼に力がない・顔色萎黄・少食・疲れやすい・疲れると悪化、頭のふらつき・目まい・舌質が淡・舌苔が白潤。

3.風熱の眼瞼けいれん
時々生じる眼瞼けいれん・目の充血と痒痛・眼瞼の湿潤びらん・頭痛・少しの悪寒・発熱・舌質が紅・舌苔が白

遠視

遠視とは遠くが見えて近くが見えにくいものをいいます、
以下に中医学的症状分類記述致しました。ご参考ください。

1.陰精不足の遠視
遠くは見えるが近くが見えにくい・注視すると目の疲労痛・めまい・耳鳴・腰膝がだるく無力・口咽の乾燥・甚しければ遺精や寝汗あるいは歯の動揺・舌質は紅・舌苔は少ない

2.陰虚火旺の遠視
遠くは見えるが近くが見えにくい・注視ができない・両側の内外眼角部の発赤・めまい・耳鳴・腰膝がだるく無力・微熱・頬部の紅潮・手足のほてり・寝汗・舌質は紅。

3.気血両虚の遠視
近くより遠くがはっきり見える・注視するとすぐ眼精疲労・甚しければ痛みが眼窩や前額部におよぶ・顔面白色または萎黄・動悸・めまい・不眠・息切れ・疲れやすい・食欲不振・舌質は淡・舌苔は少ない。

4.陰陽両虚の遠視
視力減退・近くが見えない・遠くは近くよりははっきり見える・寒がる・手足の冷え・舌質は淡・舌苔は白。

近視

近視とは近くは見えるが遠くは見えにくいことをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました、ご参考ください。

1.心気虚の近視
近くは良く見えるが遠くが見えにくい・多夢・ぼんやりする・健忘・焦燥感・疲れやすい・動悸・舌苔は薄白。

2.肝腎両虚の近視
目がかすむ・遠くが見えにくい・時に飛紋症があり長期化すると白内障が生じる・腰膝がだるく無力・インポテンツ・遺精・排尿後の漏れ・舌質は淡。

目偏視

中医学的に斜視は目偏視といいます。
両眼の視線が注視点に集中せず、一眼または両眼が偏向することをいいます。
以下に中医学的症状分類記述致しました、ご参考ください。

1.風邪中絡の斜視
目覚めたあとに顔面神経まひとともに斜視・複眼がみられ、少しの悪寒・自汗・頭痛・目まい感・舌苔が白薄。ほとんどは一側性。

2.痰湿阻絡の斜視
ふだんから胸苦しい・めまい・悪心・嘔吐・疲れやすい・食欲不振・泥状便、突然に偏側の眼球の運動障害・斜視。複視・眼瞼下垂が生じ、舌苔が白。

3.風熱の斜視
共同偏視・発熱・頭痛。ひどければ意識障害・けいれん。後弓反張・舌質が紅・舌苔が黄

4.肝風内動の斜視
単眼あるいは両眼の斜視・目の充血・頭痛・めまい・脚に力がはいらない・口苦・怒りっぽい・四肢のしびれ感・筋肉のひきつり・舌質が紅

5.血凝滞の斜視
眼部・頭部の外傷ののちに斜視が生じる。小児ではむずがる・夜泣き・睡眠中に驚きやすい・指紋が青紫。

6.先天不足の斜視
先天性の斜視で、知能・体格の発育が遅延したり不足、眼球の発育不全や視力の発達不足がら次第に斜視となったり、体力が虚弱で、長期間横臥していたために眼筋が固定して斜視になることもある。

7.偏廃性の斜視
眼疾患で視力障害を来たし、長期使用しないことで眼筋が弛緩し、患側の外斜視が生じる。

上胞下垂

中医学的に眼瞼下垂は上胞下垂といいます。上眼瞼が挙上困難なことをいいます。
以下に中医学症状分類について記述致しました。ご参考下さい。

1.気虚下陥の眼瞼下垂
徐々に上眼瞼が下垂の度をつよめ、軽症では瞳孔を半分覆う程度であるが、重症になると完全に瞳孔を覆い、眼瞼挙上が困難なために顔を上方に向け眉を上部にあげて見るようになり、慢性化すると額部のしわが深くなり、甚しければ手で眼瞼を開けなければ物を見ることができず、疲れやすい・寒がる・息ぎれ・四肢に力がない・脱肛・子宮脱・舌質が淡

2.風邪入絡の眼瞼下垂
突然に上眼瞼が下垂し、蟻走感・頭痛・目の張った感じ・痒み・舌質が紅

3.気帯血の眼瞼下垂
眼部あるいは頭額部の外傷ののちに眼瞼下垂

ド肉ハン晴

中医学的には翼状片はド肉ハン晴といいます。
眼裂部球結膜が角膜(黒晴)に向けて三角形を呈し、浸入したものです。
以下に中医学症状分類について記述致しました。ご参考下さい。

1.肺経熱の翼状片
眼角部から翼状片が次第に角膜に侵入し、黄色脂状で数条の血管を有し、軽度の異物感・痒みをともない、咳・粘調な痰・舌苔が薄黄

2.心火の翼状片
眼角部が充血し紅色の厚い翼状片が生じ、痒み・異物感・刺痛をともない、口渇・イライラ・眠りが浅い・尿濃・便秘・舌尖が紅・舌苔が薄

3.肝火の翼状片
朱肉の肉芽状で厚い翼状片が生じ、異物感・刺痛、胸脇痛・口苦・便硬・舌質が紅・舌苔が黄

4.脾胃湿熱の翼状片
紅色で端が尖って薄く中間が厚い翼状片で、周囲に血管拡張をともない、成長が速い、便秘・腹満・舌苔が黄。

5.腎陰虚の翼状片
淡紅色で増悪と軽減をくり返す翼状片で、腰膝がだるく無力・手足のほてり・寝汗・舌苔が少ない。

6.術後再発の翼状片
翼状片を手術的に除去したのちに反復して発生し、成長が速く凹凸不整となる。舌質が淡。

目昏

中医学的にかすみ目、視力減退は目昏といいます。
以下に中医学症状分類について記述致しました。ご参考下さい。

1.風痰の視力減退・かすみ
目がかすむ・眼瞼が時にぴくぴくひきつる・頭のふらつき・めまい・胸苦しい・少食・いつも眠い・多痰・悪心・嘔吐・舌苔が白

2.肝気欝結の視力減退・かすみ
目がかすむ・目が脹る・頭のふらつき・口苦・イライラ・胸脇苦満・舌質が紅・舌苔が白。

3.心肝血虚の視力減退・かすみ
視力減退・目の乾燥感や異物感があり、疲れにより増強し、顔色につやがない・動悸・不眠・口唇が淡・舌質が淡。

4.脾虚下陥の視力減退・かすみ
目がかすむ・眼瞼が無力・注視するとすぐに疲れる・顔色萎黄・疲れやすい・小食・泥状便・舌質が少紅・舌苔が薄白

5.肝腎陰虚の視力減退・かすみ
視力減退・目の乾燥感・頭のふらつき・耳鳴・腰膝がだるく無力・手足のほてり・寝汗・咽喉が乾燥して痛む・舌質が紅・舌苔が少ない。

6.腎陽虚の視力減退・かすみ
視力減退・顔色が白い・寒がる・四肢の冷え・インポテンツ・早漏・汗が出やすい・夜間多尿。

頭目脹痛

中医学的に緑内障は頭目脹痛といいます。
頭部と眼が脹って痛む。初めは片側に生じやすい。
以下に中医学症状分類について記述致しました。ご参考下さい。

1.痰湿上逆の緑内障
頭痛・眼球が脹って痛む・視力障害・瞳孔散大・悪心・水様物の嘔吐・胸苦しい・身体重だるい・食欲不振・口渇があるが水分を欲しくない・舌苔が白あるいは黄。

2.肝火犯胃の緑内障
つよい頭痛と眼球の脹った痛みが生じ、甚しければ割れるような頭痛と眼球がとび出すような感じがあり、瞳孔散大・急激な視力障害・イライラ・怒りっぽい・口渇して水分を欲する・頻繁な嘔吐・舌質が紅・舌苔が黄

3.肝陽上亢の緑内障
偏側性の頭痛・眼球の脹った痛み・瞳孔散大・視力障害・頭のふらつき・悪心・手足のほてり・口渇・咽痛・腰膝がだるく無力・舌質が紅・舌苔が薄。

4.陰虚火旺の緑内障
頭痛・頭のふらつき・眼球脹痛・瞳孔散大・両眼がかすむ・動悸・手足のほてり・睡眠が浅い・舌質が紅・舌苔が少ない。

雲霧移晴

中医学的に飛蚊症は雲霧移晴といいます。
外見上は問題ないが、眼前に異物が浮遊するように見えます。
以下に中医学症状分類について記述致しました。ご参考下さい。

1.肝腎両虚の飛蚊症
外見上は目に異常がなく、眼前に蠅蚊状の黒い影が見えて視線とともに移動、視力が低下、注視すると両眼の乾燥感・異物感・疼痛が生じ、頭のふらつき・耳鳴・腰膝の無力感・夢精・舌質が紅・舌苔が少ない・手足のほてり・寝汗。

2.気血両虚の飛蚊症
外見上は両眼に異常はなく、眼前に蠅状・蛇状・紐状・環状の黒い影が見え、目の鈍痛・乾燥感・異物感・疼痛がある。注視すると増悪、顔色につやがない・息切れ・ものをいうのがおっくう・動悸・不眠・疲れやすい・舌質が淡。

3.痰濁上擾の飛蚊症
外見上は両眼に異常はなく、眼前に旗状・蝶状・蠅翅状の微黄色の影が漂い、頭がぼーっとする・目を閉じていたい・多痰・胸苦しい・身体が重だるい・食欲不振・泥状便・舌苔が白滑。

4.湿熱の飛蚊症
眼前に糸状・蠅蚊状のものが見えて視線とともに移動し、物がぼんやり見え、球結膜の充血あるいは角膜周囲の毛様充血があり、頭痛・眼痛・羞明・縮瞳・口苦・イライラ・尿濃・便秘・舌苔が白

眼底出血

中医学的に眼底出血は暴盲に当たります。
一眼または両眼の視力が突然低下し、視力消失することをいいます。
以下に中医学症状分類について記述致しました。ご参考下さい。

1.熱入営血の眼底出血
高熱・口乾・突然の視力喪失・意識障害・うわごと・皮下出血・舌質が紅・舌苔が光剥。

2.肝火の眼底出血
イライラ・怒りっぽい・突然の片眼または両眼の視力喪失・眼痛。頭のふらつき・頭痛・顔面紅潮・目の充血・胸脇痛・口苦・舌質が紅・舌苔が黄。

3.陰虚火旺の眼底出血
頭のふらつき・目まいがあり、眼前に異物が見えて次第に拡がり一片の紅い光が見えたのちに視力が消失、頬の紅潮・微熱・動悸・寝汗・手足のほてり・舌質が紅・舌苔が少ない。

4.気滞血の眼底出血
一瞬に片眼の視力が消失し、頭痛・口苦・舌苔が薄。

内障

中医学的にに白内障は内障といいます。
瞳孔内の水晶体混濁による視力障害をいいます。
以下に中医学症状分類について記述致しました。ご参考下さい。

1.脾虚の白内障
視力減退・霧視があり、注視すると眼がだるく痛み、徐々に失明にいたる、顔面が白い・疲れやすい・元気がない・物を言う
のがおっくう・少食・食欲不振・むくみ・舌質が淡。

2.陰虚の白内障
初期は目がかすむ感じ、飛蚊症・多視症・複視などが生じ、瞳孔が淡白~淡黄色を呈し、しだいに完全に白変して失明、頭がふらつく・ほてり・寝汗。腰膝がだるく無力・舌苔が黄・舌質が紅。

3.火盛の白内障
目がかすむ・飛蚊症・霧視などが生じ、目の疼痛や痒みはなく、しだいに悪化して失明し、口咽がかわく・イライラ・不眠・多夢・舌尖辺が紅。

4.先天の白内障
生まれつきから水晶体の混濁がみられ、眼内病変あるいは奇形などをともなう。

5.外傷の白内障
眼球の打撲により水晶体の混濁して視力障害をおこし、甚しければ光しか識別できない。

小児青盲

中医学的には中心性網膜炎・網膜変性は小児青盲といいます。
外見上正常ですが、視力が減退消失していることをいいます。
以下に中医学症状分類について記述致しました。ご参考下さい。

1.肝経風熱の中心性網膜炎・網膜変性
両眼の失明・瞳孔散大・意識障害・うわごと・両側の難聴・顔面神経麻痺・歯をくいしばる・足のひきつり・項部のこわばり・手足の運動障害あるいは半身不随・舌質がコウ・舌苔が薄黄・指紋は青紫で風関~気関まで透視できる。

2.血虚肝欝の中心性網膜炎・網膜変性
両側の失明あるいは視力減退・ときに瞳孔散大・イライラ・肢体のふるえあるいは半身不随・舌質が少紅・舌苔が薄白あるいは微黄。

3.脾気虚の中心性網膜炎・網膜変性
両眼の視力減退・顔色が萎黄・食欲不振・息切れ・泥状便・消化不良・眼瞼無力・肢体が軟弱無力・舌質が淡で歯痕がある・舌苔が剥。

4.肝腎陰虚の中心性網膜炎・網膜変性
両眼の視力減退・眼の乾燥感・手足のふるえ・下肢が軟弱無力・焦燥感・眠りが浅い・知能不足・頻尿・口や咽の乾燥感・舌質が少紅・舌苔が少ない。

5.外傷の中心性網膜炎・網膜変性
両眼あるいは単眼の失明・ときに瞳孔散大・頭や眼の脹痛・舌苔は薄白。