東洋医学による不妊症体質でお悩みの方に

秋・冬は陰陽では陰に属します。寒くなり自力のない方にはつらい季節です。

この寒い時期の過ごし方で女性力・妊娠力に大きな差が出てまいります。基礎体温も下がりやすくなります。

東洋医学においては基本不妊症も含めて病状をお身体の陰陽で分類いたします。

陰とは血液や体液などのお身体の良い液体を指します。陰の割合がお身体全体の中で高くなると(陰60%陽40%など)身体の抵抗力が下がり、基礎体温の上昇が妨げられるために低体温になりやすいです。

陽とはお身体を温めたり外邪から守り活動の下になる元気を指します。陽の割合がお身体全体の中で高くなると(陽60%陰40%など)精神的に不安定になり身体の回復力の低下につながります。基礎体温は全体的に平均より高くなりやすくなります。

陽が少なくなると動作緩慢疲労しやすく、低体温抵抗力の低下を招きます。婦人科では基礎体温の低下を引き起こしやすくなります。

陰が少なくなると身体の回復力が弱ります。疲れが取れず、病気が治りにくくなり、身体の潤いが減退します。基礎体温が必要以上に高くなりやすく、排卵時の帯下(おりもの)も減ります。

陰陽のバランスが基礎体温の高低に大きく関与いたします。
女性ホルモンが乱れると喜怒哀楽が激しくなるのは陰陽のバランスの乱れによるものと考えます。女性はホルモンバランスが精密であるために排卵や月経前後で大変精密なメカニズムの管理を体内で行っております。
これが崩れることで基礎体温の失調やホルモンバランスの崩れ、性欲の減退、排卵の乱れ、子宮内に生じる血栓による不育、着床の不備などが生じます。

例として陽が強い時には陰の割合が少ないために無理やりに陰に属する少ない血液を循環させようとします。これがお身体の血液のスムーズな流れを阻害しストレスなどにより血流に異常が生じたときに子宮血管などに血栓を作ったりいたします。これが不育症の原因の一つである胎盤血栓への東洋医学の考え方の一つです。

また月経前に子宮に血液が充足されるため、陰が不足することで一時的に陽の割合が陰より増えることで精神的にイライラしたり落ち込んだり精神バランスの崩れが生じたりいたします。

西洋医学的なホルモン療法・外科的療法に合わせて、東洋医学の周期療法などを組み合わせることをお勧めいたします。

排卵ばかりを促しておると卵巣年齢が高くなり良い卵胞が育ちにくくなることもございます。東洋医学的な漢方療法・鍼灸療法を組み合わせることが重要です。

漢方薬や鍼灸療法により妊娠しやすい・赤ちゃんを育成しやすい体造りをされることをお勧めいたします。

当店では四診という東洋医学的なカウンセリングとパソコンによる東洋医学的体質の分類による漢方薬と鍼灸療法のアドバイスを行っております。東洋医学的体質データはお客様にお渡しその場でご説明いたします。ご懐妊に向けた食生活のアドバイスなども同時に行っております。こちらもデータをお渡しいたします。

ご興味のございます方はぜひ一吉漢方薬局までメールお電話にてご質問などいただければと思います。

よろしくお願いいたします。